学部・学科一覧

大阪音楽大学には以下の学部・学科があります。（2025年6月現在の情報に基づきます）

• 音楽学部
  • 声楽専攻
  • 器楽専攻（ピアノ、管弦打楽器）
  • 作曲専攻
  • ミュージッククリエーション専攻
  • ミュージックエンターテイメント専攻
  • 音楽学専攻
  • 音楽教育専攻
  • ポピュラー音楽専攻
  • ミュージカル専攻
  • バレエ専攻

 

入試区分一覧

大阪音楽大学の主な入試区分は以下の通りです。

• 一般選抜
• 総合型選抜
• 学校推薦型選抜
• 特別選抜（社会人入試など）

 

総合型選抜・AO入試の入試情報

大阪音楽大学の総合型選抜は、学力試験だけでは測れない皆さんの音楽への情熱、個性、学ぶ意欲、適性を多角的に評価する入試方式です。主に、書類審査（志望理由書、調査書など）、実技試験、面接、そして小論文が課されることが多いです。

ポイント:

• 音楽への熱意や、大阪音楽大学で何を学び、将来どのように活躍したいのかを具体的に示すことが重要です。
• 小論文では、与えられたテーマに対する論理的な思考力と、それを表現する力が問われます。音楽に関わるテーマが出題される可能性も高いです。
• 実技試験はもちろんのこと、面接ではコミュニケーション能力や主体性が評価されます。

2025年度 総合型 小論文 過去問より（試験時間 70分）

• 課題：平野啓一郎「『カッコいい』とは何か」（講談社現代新書）からの抜粋を読み、「カッコいい」こととは何かについて、700字以上800字以内で記述。
  • 傾向: 音楽に直接関わる内容ではないが、感性や価値観、美意識といった、芸術に通じるテーマが問われています。

 

学校推薦型選抜の入試情報

大阪音楽大学の学校推薦型選抜は、高等学校長の推薦に基づき出願できる入試方式です。主な選考方法は、書類審査（推薦書、調査書など）、実技試験、面接、そして小論文です。

ポイント:

• 高校での学習成績や音楽活動での実績が評価されます。
• 小論文は、その学部・学科で学ぶ上で必要な基礎的な知識や論理的思考力があるかを見られます。
• 面接では、志望動機や大学での学びへの意欲、音楽への関心が問われます。

2025年度 学校推薦型 小論文 過去問より（試験時間 70分）

• 課題：草刈夏美「タイパの正反対 心満たす効果」（朝日新聞オピニオン＆フォーラムより）からの抜粋を読み、タイムパフォーマンスについて、自身の考えを理由とともに700字以上800字以内で述べる。
  • 傾向: 効率化が進む現代社会における「時間をかけること」の価値について問われており、これもまた芸術活動における「熟成」や「プロセス」の重要性に通じるテーマと解釈できます。

 

小論文が課される学部、学科

大阪音楽大学において、小論文が課される可能性がある学部・学科は以下の通りです。

• 音楽学部の全専攻において、総合型選抜や学校推薦型選抜などで小論文が課される可能性があります。

※専攻、入試区分によって小論文の有無、形式が異なります。必ず最新の募集要項をご確認ください。

 

大阪音楽大学 小論文試験の基本的なポイント

大阪音楽大学の小論文試験は、読解力、論理的思考力、文章構成力、そして自身の考えを表現する能力を評価することを目的としています。

特定の音楽知識を問うだけでなく、現代社会や文化に関する幅広いテーマについて、自分の意見を論理的に展開し、説得力のある文章で表現できるかが重要視されます。

音楽や芸術に関連するテーマも出題されるため、日頃から音楽以外の分野にも関心を持ち、考察を深めることが大切です。

 

出題形式と傾向

大阪音楽大学の小論文の出題形式は、主に課題文読解型です。

• 課題文読解型: 提示された文章（評論、エッセイ、コラムなど）を読み解き、それに対する要約、筆者の考えに対する意見、あるいはそのテーマについて自身の考察を記述する形式が主流です。
• 字数: 2025年度の過去問では、700字以上800字以内という指定がありました。
• 試験時間: 2025年度の過去問では、70分でした。

傾向としては、芸術、文化、教育、社会、現代人の価値観など、幅広い分野から一般的なテーマが出題されることが多いようです。音楽の専門知識が直接問われることは稀で、むしろ一般常識や読解力、思考力が重視されます。

過去問題の情報（2025年度 後期総合型 小論文 過去問より、わかる範囲で）

• 課題：全車樹「銀河の片隅で科学夜話」（朝日出版社）からの抜粋を読み、「異なる言語を知ること」について、自身の考えと理由を700字以上800字以内で述べる。
  • 傾向: 言語と世界の見え方に関するテーマで、多様性や異文化理解といった、現代社会において重要な視点が問われています。

 

予想されるテーマ

上記の傾向を踏まえ、今後予想されるテーマとしては、以下のようなものが挙げられます。

• 芸術・文化の社会における役割: 音楽の力、芸術の意義、地域と文化、デジタル時代のアートなど
• AIと創造性: AIが音楽や芸術に与える影響、人間の創造性の価値など
• 多様性と共生社会: 異なる価値観の受容、インクルーシブな社会、グローバル化と文化など
• 現代社会の生活と価値観: 効率性、消費社会、時間の使い方、幸福とは何かなど
• 教育のあり方: 音楽教育の重要性、これからの学び、子どもの成長など

日頃から新聞やニュースで社会問題に関心を持ち、幅広いジャンルの書籍や文章に触れ、自分なりの意見を持つ練習をしておくことが重要です。特に、芸術と社会との関係性について考察を深めておくと良いでしょう。

 

小論文対策の要点

1. 課題文の正確な読解:

   • 与えられた課題文の内容を正確に把握し、筆者の主張や意図、主要なキーワード、論点を明確に特定しましょう。
   • 文章全体の構成や論理展開を理解することも重要です。

2. 論理的思考力と構成力の養成:

   • 自分の主張を明確にし、その根拠を具体例や論理に基づいて展開する練習を重ねましょう。
   • 序論（問題提起・自身の立場表明）、本論（具体的な論証、理由付け、具体例）、結論（まとめ、提言、今後の展望）という基本的な構成を意識し、一貫性のある文章を作成しましょう。

3. 表現力の向上:

   • 誤字脱字、文法ミスがないか細心の注意を払い、正確で分かりやすい日本語で記述する力を磨きましょう。
   • 冗長な表現を避け、簡潔かつ的確に自分の考えを表現できるよう、語彙力を高め、表現の幅を広げましょう。

4. 幅広いテーマへの関心と考察:

   • 新聞、ニュース、一般教養書、評論などを日常的に読み、現代社会の動向や課題について常にアンテナを張りましょう。特に、文化、芸術、教育、社会に関するテーマは深く掘り下げて考察する習慣をつけましょう。
   • 単なる知識の羅列ではなく、「なぜそうなるのか」「どうすればよいか」といった自分なりの深い考察を持つことが重要です。

5. 過去問演習と添削指導:

   • 大阪音楽大学の過去問や、出題傾向が似ている他大学の小論文問題を時間を計って解いてみましょう。本番での時間配分を体得することが重要です。
   • 書いた小論文は必ず専門の先生に添削してもらいましょう。客観的なフィードバックと具体的なアドバイスを得ることで、自分の弱点を克服し、記述力を飛躍的に向上させることができます。

 

注記： 上記の過去問に関する情報は、一般的な傾向と推測に基づくものです。最新かつ正確な情報は、必ず大学の公式ウェブサイトや募集要項でご確認ください。

 

関西入試学院の紹介

関西入試学院は、大学受験において多くの合格実績を持つ、小論文・志望理由書・面接専門塾です。

長年の指導経験に基づき、一人ひとりの受験生に合わせた丁寧な指導で、合格への道を強力にサポートします。

小論文対策では、論理的思考力、表現力、構成力を高める指導はもちろん、志望校の傾向に合わせた実践的な演習を通して、本番で実力を最大限に発揮できる力を養います。

 

（執筆者情報）大学受験で多くの合格実績をもつ、小論文・志望理由書・面接専門塾の関西入試学院が執筆

 

出典：大阪音楽大学入試資料