総合型選抜とは

大学入試改革でどのように入試は変わったか

 

総合型選抜について

2020年度に入試が見直され、現AO入試は総合型選抜と名称が変わりました。

総合型選抜とは、どのような評価が重視されるのかを以下に記載しますので、大学受験生の方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

1【高大接続改革】

社会の変化に対応すべく、新たな価値創造のために教育においては、「学力の3要素」が重要となります。そのため大学選抜試験で評価機基準が見直されます。

1知識・技能

2思考力・判断力・表現力

3主体性をもって多様な人々と協働しつつ学ぶ態度

 

 

2【大学入学者選抜実施要項の見直し】

(入試区分の名称変更)

1.一般入試 → 一般選抜

2.AO入試 → 総合型選抜

3.推薦入試 → 学校推薦型選抜

 

 

3(入学者選抜の見直し)

1.AO・推薦入試での必須化

例:小論文、プレゼンテーション、口頭試問、実技、各教科・科目のテスト、資格・検定試験の成績等、又は共通テストのうち、少なくとも1つの活用を必須化する。

 

2.推薦書において、学習歴、活動歴をふまえた「学力の3要素」に関する評価を記載。

 

3.一般入試での明確化

調査書の活用を募集要項等で明確化する。

 

4.一般選抜の評価方法の改善

筆記試験に加え、調査書、志願者が記載する資料(例:エッセイ、面接、ディベート、集団討論、プレゼンテーション、各種大会や顕彰等の記録、総合的な学習の時間における探求的な学習成果の資料や面談)を積極的に活用する。

 

5.学校型推薦の出願時期

出願は11月以降

合格発表は12月以降

 

6.教科・科目の試験実施時期

2月1日~3月25日まで

 

7.調査書や提出書類の在り方

(1)大学入学前に積み上げてきた学習や多様な活動に関する評価の拡充を図る。

(2)その評価が大学教育に十分生かされるようにする。

 

8.志願者本人が記載する資料の改善点

8-1.課題研究、意欲的に取り組んだ活動(例:部活動、ボランティア活動、生徒会活動、資格、検定、各種大会、コンクール、留学、海外経験等)

 

8-2.志望理由書や学修計画書への記載

   (a)入学希望理由

   (b)学びたい内容・計画

   (c)卒業後を見据えた目標等

 

8-3.各大学は志願者本人が記載する資料を積極的に活用する。特に総合型選抜や学校推薦型選抜では、これらの資料に関するプレゼンテーションなどによって積極的に活用する。

 

9.推薦書の見直し

「学力の3要素」に関する評価の記載を必ず求める。その際、生徒の努力を要する点も必要に応じて記載する。

 

 

4(大学のカリキュラム編成)

大学は、その教育上の目的を達するために必要な授業科目を自ら開設し、体系的に教育課程を編成すること。

大学は、教育課程を編成するに当たっては、学部等の専攻について専門の学芸を教授するとともに、幅広く深い教養と総合的な判断力を培い、豊かな人間性を育成するよう適切に配慮する。

 

出典:文部科学省資料

 

 

 

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